歩道橋

きみの便りを見る度に 思い出すのは歩道橋

とぼとぼ歩いた あの上で 心の中に隙間風

振り向かない そう決めて 立ち去った

 

あれから どれだけ経過した?

あれから どれだけ経過した?

 

忘れよう忘れよう 何度も何度も誓ってた

離れよう離れよう 何度も何度も誓ってた

もういいよたくさんだ 何度も何度も誓ってた

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マッカチン

ずんぐりむっくり 青っ鼻

スポーツ刈りで 半ズボン

 

簡素な釣り竿 バケツと一緒に 籠へ入れ

チャリンコ コギコギ 近所の小川

 

さきいか付けて 水面へ垂らし

願うは大漁 大漁だい

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白煙

くゆりと昇る 白煙に 

オレは 時々想ってる

 

ああ このオレも 

いずれは 白い骨と化す

ああ このオレも

いずれは 見知らぬ世界へと

 

寂しさ? 侘しさ? いや 不可思議だ

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ようやくやっと

忘れたくないものがある 人として

失いたくないものがある 男として

 

ようやく 運の巡り?

やっと 理想の道?

 

ただの失敗者 ただの崩れ者

 

己の時間を 多く持ち 気軽に詠う 自己の世界

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お楽しみ

行ってしまった人々に 無性に会いたい時がある

非日常 さらに進んだ非常時の ほんの隙間にやって来る

 

ああ もう少し昔の話を聴きたかったなあ

ああ もう少し一緒に遊びたかったなあ

ああ もう少し真摯に向き合いたかったなあ

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