ゼロ封だったら、もっと良かった なでしこジャパン対オランダ W杯カナダ2015 BBCスポーツ

本日(2015年6月24日)、なでしこジャパン対オランダ戦が行われ、2-1でなでしこが勝利し、女子W杯カナダ2015のベスト8進出を決めました。わたしは、前回のエクアドル戦と同様、HideIP VPNのSoftEther VPNを使い、BBC iPlayerで視聴しました。今回は、エクアドル戦と違い、Red Bottonではなく、BBC Twoで放送されていました。

 

- BBC Sport :
- Japan Women – Netherlands Women

 

試合内容についてですが、端的に言って、調子を上げていると思いました。パスがスムーズに流れ、攻撃では見ている方としても、楽しむことができました。これで入るな、と感じられるような動きから、2点決めたと思います。強いチームが見せる、チャンスをものにし、落ち着いた感じがあったのは、ああさすがだ、と思いました。

 

けれども、欲を言えば、0点で抑えて欲しかったです。2点目を決めた後、少し試合がだらけた感じがしました。見ているわたしも、のんびりした感じがし、ハラハラドキドキという訳ではありませんでした。しかし、そういうところに落とし穴があるのでしょう。アディショナル・タイムに、キーパーがハンブルした形で、オランダが1点取り返しました。ミラクルになるか、と思いましたが、オランダの猛攻が出ることはなく、試合終了となりました。

 

当の本人がどのように語っているのかは、分かりませんが、スローを見た時、ヘディングからのバウンドが変わったように思いました。芝の影響かもしれませんが、こういうことが起き得るということでしょう。BBCの放送では、ゲスト解説者に元キーパーが出演していましたが、わたしが理解したところでは、体ごと正面で取ろうとし、ボールが正面を逸れたから、とのことでした。集中が足りなかった、とも言えるかもしれませんが、これがサッカーの怖さであり、世界大会の怖さでもあるでしょう。

 

けれども、全体的には、安心できる試合であり、さすがに前回のチャンピオンです。グループリーグに比べ、調子も上がり、現場で修正し続けていることが窺えました。ハンブルに見えた得点も、反省の一つとして、次の試合以降、二度と起きないようにすることを期待しています。

 

ただし、オランダは、体を活かしたサッカーであると思いました。組織だって見えましたが、質が悪く、ミスをしたことで得点できなかったようにも思います。これはBBCの解説者も述べていたことです。もし質が高くなれば、なかなか手強い相手になるのでは、とも思います。女子サッカーのレベルが世界的に上がっているとのことですが、初出場のオランダを見る限り、確かにそのようにも感じました。

 

ところで、今回はBBC Twoで放送されていたので、試合前にチーム紹介のVTRが流れていました。なでしこジャパンについては、当然前回チャンピオン云々と説明されていましが、VTRの締めくくりとして、キャプテンである宮間のインタビューがありました。彼女は、日本語で答えていたので、通訳の向こうから日本語が聞こえて来ました。日本にいながら、イギリスの放送を見ているのですが、懐かしい感じがし、不思議な気分にもなりました(笑)。そのインタビューの最後で、彼女はこんなことを言っていました。

 

「国のために戦うという意識を忘れずにやって行きたいと思います」

 

- BBC iPlayer :
- 2015: Round of 16: Japan v Netherlands (UKサーバ接続で視聴可能)

 

わたしは、おやっ、と思いました。別にこの発言が問題というのではなく、「国のために戦う」としっかり言葉にしていることです。知る限り、日本のメディアでは、「チームみんなのため」、「応援してくれる人のため」などと伝えられていることが多いように思います。記憶の中で恐縮ですが、前回優勝した時のNHKの特番でも、「国のため」という言葉はなかったように思います。

 

色々な経緯があるため、まだまだ「国のために戦う」ということは、日本国内ではなかなか言えない面もあるかもしれません。なでしこのメンバーがそこまで意識しているのか分かりませんが、少なくとも、日本のメディアは、そういうことに極力触れないようにインタビューするか、あるいは、発言を引き出しても、カットして伝えているようにも感じます。

 

わたし自身は、「国のために戦う」ということに、すでにアレルギーはなくなりましたが、まだまだ嫌がる人もいるのかもしれません。けれども、たとえスポーツであっても、ナショナルチームとして試合をする以上、そういう意識が出て来るのは、当然であるようにも思います。もしかしたら、この点で、男子のナショナルチームは、なでしこに追いついていないかもしれません。宮間が、爽やかな表情をしながらサラリと「国のために戦う」と述べたことで、そんなことも思い、同時に、頼りになるな、とも感じました。(笑)

 

とにかく、なでしこジャパンが準々決勝へ進出したことは、喜ばしい限りです。次は、オーストラリアとの戦いであり、同じアジアに属するため、手の内を知り尽くしている同士でもあります。わたしは、先のアジアカップでのことを思い出しますが、このままさらに調子が上がれば、負けはしないとも思っています。キックオフは、日本時間で6月28日(日)5時となっています。早朝になりますが、BBC Threeで放送予定なので、エクアドルやオランダ戦と同様、iPlayerで視聴したいと思っています。

 

今回はこれまでになります。次回もまた、よろしくお願いします。

 

- 参考 : 

- Fifa Women’s World Cup Canada 2015

- Women’s World Cup: BBC coverage details

- Women’s World Cup – BBC iPlayer (UKサーバ接続で視聴可能)

- JFA.jp FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 テレビ放送

- ロンドンオリンピック2012 なでしこジャパン全試合視聴記 BBCスポーツ

 

 



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