素晴らしさとVARそしてアンラッキー フランス対クロアチア W杯ロシア2018 決勝 BBCスポーツ

2018年のサッカーワールドカップも終わりを迎えました。日本時間の7月16日午前0時にキックオフとなった決勝戦で、フランスがクロアチアを4-2で破り、1998年の自国開催以来28年ぶりに2度目の優勝を成し遂げました。

 

番狂わせの試合等が多々あったロシア大会ですが、最後は順当な結果と言えるのかもしれません。オウンゴールから始まった決勝戦ですが、フランスが得た3点目と4点目は非常に素晴らしいゴールだったと思います。

 

しかしフランスの2点目となるPK判定に関しては、個人的には眉唾ものです。決勝戦もいつものようにHideIPVPNを使って、BBCサイトで視聴しましたが、解説者も疑問を呈していました。

 

今大会から採用されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)を元に判定が下されましたが、クロアチアDFの手に確かにボールが当たっていましたが、わざとやったようには見えませんでした。サッカーのハンドは「故意に手を使った時」と認識しています。

 

ビデオを使っても結局最後は人の判断であり、BBCの解説者も同じようなことを言っていたと思います。ワールドカップには「神の手ゴール」等の数々の怪しい判定がありますが、人のやることとはいえ、極力水を差すようなことは避けて欲しいものです。

 

 

しかし決勝戦で最も水を差したと言えば、乱入者があったことでしょう。数人の男女が政治的な主張のために、警察官の格好をしながら試合中のピッチになだれ込んできました。

 

警備の問題を言うことは簡単ですが、自分たちの目的のためにこういう場を使うこと自体、逆効果になり得ることを考えなかったのかと思います。それまでクロアチアがいい流れで試合を進めていたので、アンラッキーだったというしかないでしょう。

- 決勝戦に男女4人がピッチ乱入 初の警備の失態 (日刊スポーツ)

 

よくよく見れば、クロアチアが与えた1点目のオウンゴールも、非常に難しいボールであり、キッカーが素晴らしかったとも言えますが、わたしはこれまでの戦いを見てクロアチアを応援していたので、アンラッキーだったと見なしたいところです。

 

ベスト16から決勝まで全て延長で戦い抜き、PK勝利もあります。精神力で勝ち上がって来たクロアチアでしょうが、最後は心が勝っても体がどうにも動かせなかった、そんな感じもありました。フランスに決められた3点目と4点目におけるDFの姿に端的に現れていたようにも思います。

 



 

そう言えば、フランスのFWには19歳のエムバペという選手がいました。決勝戦でも得点を上げ、これからスター街道を歩んでいくことでしょう。10代のW杯戦士といえば、わたしはペレを思い出し、日本では小野伸二が浮かんできます。

 

しかし揚げ足を取るわけではないですが、1998年大会のロナウド(ブラジル)をも連想します。彼は当時20歳そこそこ程度だったと思いますが、いきなりブラジルのエースとして決勝戦に臨み、地元フランスに敗れてしまいました。

 

かなりのプレッシャーがあったようで、決勝前日は嘔吐等をしたようです。若くしてサッカー王国ブラジルのエースとなったのであれば、それは仕方ないことかもしれません。

 

エムバペが同じようになるとは言えませんが、次の大会でもまだ20代前半。ブラジルとは違うんだとフランスなら考えるかもしれませんが、こんなようことも思っています。

 

またフランスが勝ち、しかも若きフォワードの活躍もあったので、革命のスローガンを垂れ流しするかな、との心配がありましたが、見聞きしているではそれはないようです。杞憂であったかもしれませんが、今後出て来ないことを祈るのみです。

 

 

何はともあれ、オリンピックをも超えるというサッカーの世界的な祭典が終わりを迎えました。個人的には毎日サッカーを見ていたので、しばらく物足りない気分になりそうです。

 

しかし今週にはJ1が始まり、海外リーグも続々開幕していきます。サッカーの面白さを改めて堪能できた大会であり、日本サッカーの進化も感じられました。今後はきちんと追いかけよう。そう思った次第です。

 

そしてここでもすでにお話していますが、来年にはFIFA女子ワールドカップが開催されます。なでしこジャパンの三大会連続決勝進出を願っているのは、わたしばかりでもないでしょう。再びサッカー漬けになることが、待ち遠しくて仕方ありません。

 

参照

- France 4-2 Croatia (BBC Sports)

- 興奮と悔しさとクリーンさと サムライからなでしこへ ベルギー対日本 W杯ロシア2018 BBCスポーツ