Let’s get ready to rumble. メイウェザーvsパッキャオ戦 BBCスポーツ

すでにご存じの方も多いと思いますが、本日(日本時間:2015年5月3日)「世紀の一戦」と言われたボクシングの試合がありました。メイウェザーvsパッキャオ戦で、結果から言えば、メイウェザーが3-0の判定で勝利しました。メイウェザーはこれによって、48戦負けなしとなり、あと一戦勝てば、ロッキー・マルシアーノに並ぶとのことです。ボクシング・ファンであれば、耳にしたことのある伝説的なボクサーであり、ボクシング界の歴史に名を刻むことは間違いないでしょう。

 

わたしは、この試合をBBC 5liveで観戦しました。観戦というと映像を見ていたように聞こえるかもしれませんが、インターネットラジオで、HideIP VPNのSmartDNSを利用しました。BBC 5liveではサッカーの試合なども聞きましたが、ボクシングは初めてでした。ラジオでボクシングの試合というのもなかなか面白く、後日ハイライトでも構わないので、映像で確かめてみたいとも思っています。

 

- Floyd Mayweather beats Manny Pacquiao in Las Vegas

- Mayweather v Pacquiao 5 live Sport, live Boxing

 

こう見えても、ボクシングなどの格闘技が嫌いではなく、特に若い頃、一時期ボクシングに夢中になっていました。ちょうどマイクタイソンの全盛期にあたり、すでに20年以上前のことです。けれども、わたしが好きなボクサーは、シュガーレイ・レナードで、子供の頃でしたが、ハーンズとの第一戦は緊張感の漂う試合で、今でも心に残っています。学生時代、水道橋の専門店でビデオを買ったこともあります。もちろん、今でも秘蔵品として保管しています。(笑)

 

また、モハメド・アリも、好きなボクサーの一人です。さすがに、リストン戦などのリアルタイム経験はありませんが、先と同じく学生時代に、フォアマン戦のビデオを買ったことがあります。当然、今でも持っています。しかし、引退間近、あるいは、引退試合だったのでしょうが、バービック戦をテレビで見たことがあります。これも子供の頃ですが、すでに「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という姿がなかったと思います。さらに、日本人ボクサーなら、わたしは具志堅用高がお気に入りです。具志堅の試合は、すべてテレビ観戦したと思います。とりわけ、7度目と10度目の防衛戦が記憶にあり、子供ながらもパンチの強さに驚いていました。

 
 

少々前置きが長くなりましたが、ボクシングに夢中になっていたのも、若い時分であり、格闘技が嫌いではないとはいえ、今回のメイウェザーvsパッキャオ戦は、久しぶりの観戦でした。BBC World Newsでも、スポーツ枠とは別に伝えられ、相変わらずお金のことを話題にしていました(笑)。しかし、特にニュース性として、パッキャオに注目していた面があると思います。「icon」という言葉が使われ、言ってしまえば、フィリピンの英雄でもあるのでしょう。もしかしたら、フィリピンでは、アフリカ系アメリカ人にとってのモハメッド・アリと同じかもしれません。数年前、何かしらの問題が起きた時も、BBC World Newsで取り上げられていました。こういうことも、今回の観戦につながったことは間違いありません。

 

しかし、フィリピンからは、これまでも優れたボクサーが出ていたと思います。東洋太平洋チャンピオンなども、多数輩出しているように記憶しています。わたしが知っているボクサーでは、少々古いですが、ベン・ビラフロアです。柴田国明を一発で倒したことで有名かもしれません。もっとも、リアルタイムでなくビデオで知ったことですが、それでも、優秀なフィリピン人ボクサーがいることは確かでしょう。そうは言っても、影響力からすれば、パッキャオが一番かもしれません。そうでなければ、BBC World Newsでも取り上げられなかったでしょう。

 

ともあれ、メイウェザーvsパッキャオの世紀の一戦は、ラジオの向こうからでも、緊張感が伝わってきました、特に、最初の数ラウンドは、緊張感の高まりを肌で感じられるようでした。先で触れたレナードvsハーンズの第一戦を、つい連想してしまいました。メイウェザーが守りの堅いアウトボクサーで、パッキャオが攻めの上手いファイターであり、スタイルが違うため、自ずと緊張感が出て来るのでしょう。

 

けれども、ラジオで聞いていた限り、激しい打ち合いはなかったと思います。試合の中盤あたりから、観客も静かになり、ただ単に時間が流れているような感じでした。おそらく玄人好みの試合であったようにも思います。また、メイウェザーが、「楽しませる試合」ではなく、「勝つ試合」に徹底し、案外最初から判定勝ちを念頭に入れていたかもしれません。確かに、わたしが理解した中では、前半パッキャオの鋭いパンチが何発かヒットしたようです。しかし、連打には到らず、次第にメイウェザーが距離を取り、的確なパンチを当てて行き、そのまま試合が終わってしまったと思います。

 
 

日本のスポーツマスコミで、どのように伝えられているのかチェックしていませんが、判定の際、観客からブーイングが出ていました。3-0でメイウェザーの勝利がアナウンスされると、最高潮に達したと思います。拮抗した判定をスプリット・デシジョンと言いますが、たとえ激しい打ち合いがなかったとしても、観客としては、拮抗した判定だろうと思っていたのかもしれません。それだけ、傍から見れば、動きの少ない試合だったかもしれません。

 

けれども、個人的には、打ち合いの少ない緊張感の漂う試合が好きです。お互い隙がなく、一発でも当たれば、試合が決まってしまうという雰囲気に、余計ハラハラドキドキを感じます。しかし、多くの人は、殴り合うボクシングを期待しているのかもしれません。確かに、ボクシングは、ただの殴り合いのスポーツとも言えますが、そうであるからこそ、強い者同士には、なかなか決められない空気がお互いの中にあるように思います。これは格闘技全般に共通することでもあると思います。「怖いから近づけない」という心理と近いのでしょうが、プロであればそこを破る必要があるのでしょう。それを考えれば、メイウェザーももう少し観客を喜ばせてもよかったのかもしれませんが、そんな余裕もなかったのかもしれません。それだけ、パッキャオにも迫力があったと言えるのでしょう。

 

そういえば、この試合は、ラスベガスのシーザースパレスで行われました。世界的な格闘技の試合が開催される場所でもあり、なおかつ、有名なリングアナのフレーズもあります。日本でも、本場のリングアナが来日し、テレビ観戦したことがあります。記憶の中では、エルナンデスvs渡辺雄二戦であり、何度もビデオで見返したことがあります。メイウェザーvsパッキャオ戦でも、同じセリフが流れ、久々でもありましたが、ドキドキもしました。上手い煽りだなあ、とも思いますが(笑)、アメリカでの試合をイギリスの放送局が実況し、なおかつ、日本で聞けるとは、まさに文明の利器の賜でしょう。もしかしたら、このセリフを知っている人も多いかもしれません。

 

「Let’s get ready to rumble~.」

 

日本語訳にすると、雰囲気が変わってしまうので、仮に日本語で使うなら、もっと違った言葉にすべきでしょう。けれども、こういう煽りのようなセリフは、日本語には合わないようにも感じ、無理にマネする必要はないと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

 

長くなりました。今回もだらだらと書いてきましたが、個人的なことばかりを述べてしまい、あまりお役に立つような内容ではなかったかもしれません。しかし、ここまでお読みいただけましたら、誠にうれしい限りです。次回もまた、よろしくお願いします。

 

 



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