2019年最後の日

2019年最後の日。

 

「ついさっき新年を迎えたら、もう大晦日になっていた」という程、一年が速く過ぎた。年を重ねるにつれ、瞬く間に月日が流れるが、今年は拍車を掛けたようだ。

 

むろん振り返ると色々あったが、わたしにとっては何と言っても台風19号の襲来だ。

 

自分の思惑が甘く、生涯二度目の床上浸水を経験した。水に弱い土地と知っていたが、願望よりも現実の方が上であり、愕然とした。

 

水が引かない日曜日、ラグビーW杯の日本対スコットランド戦が行われ、「ああ、元気を貰うとはこういうことか」と思った。ラグビー史に残るような激戦でもあり、一生忘れないであろう。

 

同じ頃、ようやく生活の糧を見つけられた。個人事業主であるので、これでやっていこうと決意を固めたというのが正解だ。失敗はしているが、それでも自分にあった道であり、来年もまた「相場とのにらめっこ」が続くだろう。

 

新年を迎えるまで、残り約4時間。

 

犬との散歩をし、シャワーを浴び、年越しそばを食べ、ゆっくりする予定だ。除夜の鐘が聞こえるか分からないが、毎年の如く、BBCを視聴するつもりだ。

 

平々凡々とした生活に変わりはないが、いつかは終わる。人の成す技に絶対はないが、この世界から立ち去ることは絶対である。

 

現在、父と母、犬と猫と暮らしている。父と母は80をとうに超え、犬は15歳。猫は拾い猫なので推定3歳だが、年寄家庭であることに変わりはない。

 

何時まで続けられるのか? ふと、こんなことを想ふ、2019年の大晦日である。