ナナネクとクリスマスソングと安奈

本日(2016年12月24日)、ナナネクを聞いていると、ツイッターのお題が出た。クリスマスイブということで、好きなクリスマスソングということだった。

 

若い時からクリスマスのような行事が苦手だった。もちろん、子供の頃であれば、プレゼントが楽しみで、こんなわたしでも、サンタクロースが本当にいると思っていた時期もある。しかし、年齢を重ねるに連れ、自分には似つかわしいものではなく、縁のない行事であると認識した。せいぜい十代の半ば頃までは、何かしらを期待していたかもしれない。

 

そのため、ナナネクのお題を聞いて、あまりピンと来なかった。今日はツイートを止めるか、と思ったが、ふと、ああならこれしかないな、と思った。それが「安奈」である。1970年代後半にリリースされ、甲斐バンドの代表曲でもある。おそらく40代以上であれば、知っている人も多いことだろう。長らくクリスマスの定番であり、流行に鈍感なわたしは、今でもそれを引きずっている。

 

ナナネクでも、クリスマスソングが流れていたが、知っていた曲は久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」のみだ。それでも、リリースから約20年の月日が経っているので、すでにシーラカンスなオヤジと見られても、仕方ないだろう。(笑)

 

けれども、そんなわたしでも、上記でツイートしたことは、率直な思いでもある。「安奈」を聞く度、忘れていた想ひや気持ちがふと蘇り、ああおれにもまだ残っているんだ、と思ってしまう。すでに遠きに失っていたはずなのに、歌によって再来してしまう。

 

ニーチェも歌の力を説いていたが、それはニーチェが直に耳にしていたであろう、クラシックばかりではない。歌謡曲であっても、Jpopであっても、ヒップホップであっても、歌という旋律や言葉が人の心を動かすものだろう。

 

「安奈」の中には、こんな歌詞がある。

 

♪分かち合った夢も 虹のように消えたけど

Uta-Net : http://www.uta-net.com/movie/433/ より

 

実際、分かち合おうとした夢があった。真剣に取り組んでいたつもりだったが、結局、夢破れて山河あり、となり、現在に至っている。そんな夢見ていた頃に、カラオケへ行き、よく「安奈」を歌っていた。すでに雲散霧消と思っていたものも、思っていただけで、忘却の彼方へは立ち去ってくれなかったのかもしれない。

 

むろん、未練などというものはなく、もし未練があるなら、こんなところでこんなことを書いてはいないだろう。少なくとも、自分なりに客観視できるようになったからこそ、拙い言葉であっても、表現できるようになっている。

 

わたしのように、たいした人生を送っていなくても、「安奈」のような曲があり、そうして聞く度、ああおれにもそんなことがあったのか、とシミジミ思ってしまう時がある。こんなことをさせてくれるのも、ナナネクのおかげかもしれない。

 

そう言えば、先日のナナネクでは、自分にとっての今年を表す漢字一字がツイートのお題だった。わたしは、躊躇なく、「那」もしくは「奈」であると思い、二字であってもその通りツイートした。来年もまた、同じになるのか、それとも異るのか。 あるいは、「沖」になるのか、「津」になるのか、何になるのか分からない。けれども、この世に鬼がいるのであれば、是非顔を見てみたい。

 

笑っているのであれば、わたしも笑みを返すだけである。

 

さて、次回のナナネクは、月曜日(12/26)、そして、大晦日にもある。時に歌によって、心を揺さぶられ、昔日の陰影に染まってしまうこともある。しかし、ついつい耳を傾けている。そこには、何らかの「魔物」が潜んでいるのかもしれない。(笑)

 
 

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