あの頃を思い出した、ナナネクでのDeparturesとひだまりの詩

毎週月曜日の夕方は、ナナネク時間であり、毎回iPhoneで聞いている。ドライバー向けチャンネルとなっているが、基本的にヘッドホンを使い、自宅で耳を傾けている。本日も同じように、爽やかな声に聞き入った。

 

毎回テーマの決まった音楽も流れるが、今回は成人の日を記念し、1996年と97年のヒット曲が集められていた。約20年前の歌ばかりであり、特にJpopであれば、耳にしたものばかりだった。

 

そんな中でDeparturesとひだまりの詩が流れ、懐かしさと同時に、反省や悔悟など、いろんな場面や思いが出てきた。ナナネクと音楽のことについては、このサイトでも、取り上げたことがある。その時と似たような雰囲気になった。

 

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わたしのようなシガナイ男でも、これまで生活し、それなりの出来事に遭っている。本日が成人の日なので、とりわけ年配者の中には、説教を垂れたい人もいるかもしれない。中には、真剣に聞く新成人もいるのだろう。

 

けれども、わたしのような者には、説教を垂れる資格はない。若い頃から先輩後輩関係が苦手であり、結局、そういうものと深く関わることなく、今日まで来ている。そのため、先輩として何かを述べるということは、得意ではなく、嫌いと言った方が正確である。

 

こういうことであるので、人生の先輩などと言って、胸を張ることはしたくないし、できもしない。せいぜい反面教師になる程度であろう。したがって、これまでの生き方を自慢するつもりもなく、むしろ、そんなことはできないと思う。

 

しかし、そんな輩であっても、過去というものがあり、それなりに生きて来た道のりがあり、それなりに経験してしまっている。ナナネクの中で、「Departures」と「ひだまりの詩」が鳴り響いた時、自然と約20年前の風景が蘇ってきた。

 

当時は大学を卒業し、諸々の事由で、人生初の一人暮らしを始めた。JR浦和駅近くの木造アパートの一室を借り、測量などの仕事をしていた。その頃は、バブル崩壊の煽りが大きく、戦後最大の就職難の時だった。現在は多少なりとも解消されたのかもしれないが、ロストジェネレーションの第一世代であることは確かだろう。

 

このため、学生時代から続けていたアルバイトで、生活をしていた。昼間は測量、夜は清掃の仕事をしていた。そこそこ月給がもらえたので、独身男のひとり暮らしには、十分であった。

 

そんな時、パソコン通信と出会った。通信機能付きのワープロを使ったこともある。モデムだけ購入し、ガーガーピーピー鳴らしていた。しかし、かなりハマってしまったのが、Togetherという会員制のパソコン通信である。

 

営業から電話があり、大宮の事務所まで赴き、契約した。はっきり覚えていなかったが、書店で何らかのアンケートに答え、それを元に連絡してきたようだ。今では加入することなど考えもしないことだが、ゴルフ会員権並の費用が掛かり、分割契約をした。

 

もし一般的なパソコン通信であれば、当時のわたしでも契約はしなかったろう。大いに興味を引かされたことがあり、そのキーワードが「出会い」だった。すでにWindows95が発売された頃であり、インターネットの薄明期である。情報革命が叫ばれ出している時であり、現在の通信事情の原型が整っていた時期とも言える。

 

しかし、通信が便利になっても、人との触れ合いが少なかったことも確かである。バーチャルリアリティが問題視され出した頃でもある。そういう時期だからこそ、実際に「出会える」パソコン通信には、大いに興味を持った。しかも、20代の独身男である。現在からすれば、甘かったの一言かもしれないが、冒険心が強かったことも確かだろう。

 

そうして、Togetherの中で、掲示板を利用したり、あるいは、フォーラムに参加した。「出会える」場としてTogetherのサロンがあり、実際にそこで会うことができ、友人もでき、飲み会なども行うようになった。そんな中に、ちょっと変わった人がいた。掲示板などでも面白いことを書いていたので、本人を見てみたい、と思っていた。

 

その人が、わたしの初婚相手となった。

 

ご多分に漏れず、一緒になった当初は、ウキウキ気分であったが、生活を共にすることは、利害関係も一緒になる。離れていた時のイメージと次第に異なって行ったことは、火を見るより明らかだった。結局、離婚することになったが、それもまた当然であろうと、今では思っている。

 

上記のように、ナナネクで「Departures」と「ひだまりの詩」が掛かり、当時の明と暗を思い出した。そして、今とは規模が比較にならないが、SNSのようなコミュニティサイトの酸いも甘いも経験し、忌避する気持ちがあることも確認した。ピントがボケているかもしれないが、便利さの裏返しとも言える怖さもあったのだろう。

 

そうは言いながらも、全てを否定するつもりはない。そうであったら、SNSのアカウントを作ったり、こんなサイトでこんなことも書いてはいないだろう。

 

ともあれ、本日のナナネクでは、「Departures」と「ひだまりの詩」が掛かり、新成人たちが誕生した頃を思い出してしまった。歌は人の琴線に触れることもあるが、旋律が大きな影響を与えているのかもしれない。また、同じように、人の声も、波長が合うことで、琴線を刺激するのかもしれない。

 

今週の土曜日にも、ナナネクがある。中央競馬前のリラックスの時間でもあるが、わたしにとっては、琴線との「出会い」の時間でもあるかもしれない。

 
 

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