モーリスのための秋の天皇賞とメジロマックイーン

今週の日曜日(2016年10月30日)、東京競馬場で秋の天皇賞が開催された。春との通算で、第154回目の天皇賞であり、その名に相応しい日本の伝統あるレースである。結果的には、モーリスのモーリスによるモーリスのための一戦でもあったろう。

 

専門家ではないが、最後の直線における末脚は見事である、と競馬ファンの一人として圧倒された。モーリスに続いて2着には7番人気のリアルスティール、3着には6番人気のステファノスが入り、それなりの紐荒れ馬券となった。

 

わたしの場合、運良く馬単を当てることができ、正直、嬉しさでいっぱいだった。秋の天皇賞で少しでもプラスになったのは、今回が初めてかもしれない。つい、競馬を再開して良かったと思ってしまった。同時に、少し苦しい時期を過ごしたので、思わず両目から冷たいものを流してしまった。

 

まだまだ世を舐めきっているオヤジでもある。(笑)

 

 

おそらく今回の天皇賞は、わたしにとって、忘れられないものになった。グリーンチャンネルでの中継を録画し、編集も終えたので、大切な競馬ファイルの一つになった。しかし、80年代末期に競馬を始めていた者にとっては、秋の天皇賞と言うと、メジロマックイーンを思い出す。

 

1991年に行われたもので、馬連導入の年でもある。

 

メジロマックイーンは、その年の春の天皇賞でトウカイテイオーと対決し、見事勝利を収めていた。ステイヤーであったとはいえ、オールマイティーの期待も掛かっていた。その表れが、1.9倍という断然の1番人気として支持を受けていた。

 

しかし、そこには落とし穴があった。

 

レース自体は、メジロマックイーンがスタートから勢い良く飛び出し、そのまま難なく、東京競馬場の2000メートルを先行差しの脚質で走り抜けた。ゴールラインを過ぎた後、多くの人が歓声を上げた。けれども、スタート直後から審議のランプが点灯し、ゴール後も結果が出るまで長い時間を要した。

 

そうして、1着でゴールラインを駆け抜けたメジロマックイーンが降着となり、フルゲート18頭中の18位となり、3番人気のプレクラスニーが1着となった。2着にカリブソングが入り、単勝人気馬としては3番と4番人気であったので、人気サイド決着とも言えたが、馬連が4,700円となり、中波乱とも見なせる結果になった。

 

 

正直、わたしは、このレースに投票していなかった。けれども、結果を知り、なおかつ、録画VTRでレースを観戦し、アラアラという思いになった。メジロマックイーンが降着になった理由は、スタート直後の斜行だった。当時のあるスポーツ新聞の一面を覚えているが、監視小屋からの写真が掲載され、メジロマックイーンの大幅な斜行がひと目で理解できた。これじゃあな、と思った競馬ファンも多かったろう。

 

当時は、馬連が導入されたばかりであり、現在の三連単のような感じがあった。要するに、当たればデカイ、という雰囲気である。万馬券ではないが、断然の一番人気が馬券圏外となってしまい、馬連での4,700円が大きなインパクトを与えた。もちろん、わたしも、それを受けたうちの一人である。

 

ともあれ、今回の秋の天皇賞は、わたしの思い出の一つになった。上記で述べたメジロマックイーンは一例であり、このほかレッツゴーターキンやヤマニンゼファーも記憶している。それらは来年以降にも、自分の気持ちを述べられたらなあ、とは思うが、気まぐれであることもまた、事実である。

 

来週の日曜日はG1がなく、その次ぎにエリザベス女王杯がある。これには、いくつか記憶に残っていることがあるが、別の機会にお話したい。

 

相変わらず内容の薄い記事であったが、今回はこれまでである。

 
 

 



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