リベンジは2020年東京オリンピックへ なでしこジャパン対オランダ W杯フランス2019

本年(2019年)6月26日(水)、なでしこジャパン対オランダの試合が行われました。FIFA女子ワールドカップフランス大会のベスト16の一戦であり、日本時間で朝4時のキックオフでした。

 

わたしはいつものようにHideIPVPNを使い、BBCサイトで視聴しました。窓辺から朝陽が射して来る中、一人一喜一憂していました。

 

結果は多くの人がご存知のことでしょう。1-2でなでしこジャパンが敗れてしまい、三大会連続のベスト8進出とはなりませんでした。個人的には三大会連続の決勝進出を望み、相手は当然アメリカです。女子サッカーは日米の時代になれば、とも思っていました。

 

 

しかし蓋を開けてみれば、ベスト8のうち七カ国が欧州勢であり、結局女子のワールドカップもヨーロッパのための大会となってしまったようです。いえ、元々男子と同様であり、原点に帰ったとも言えるのかもしれません。

 

そうは言っても、女子サッカーに関してはアメリカが突き抜けた存在であり、男子とは違った面もあるのでしょう。正確には欧米のための大会かもしれません。それこそ今大会のベスト8の顔ぶれは原点に戻ったとも言えるでしょう。

 

ともあれ、なでしこジャパンの敗戦は非常に残念であり、張り合いがなくなったことも確かです。今年はラグビーのワールドカップもあり、セットでBBCで視聴しようと思っていましたが、少し拍子抜けしてしまったことも事実です。2016年のリオデジャネイロ五輪に出場できなかったので、その分思いが強かったこともあります。

 



 

オランダ戦については、負けるような感じはしませんでした。前半1点先行されたとはいえ、ハーフタイム前に追いつき、後半はオランダに元気がありませんでした。

 

これなら行ける、と思っていると、再三再四チャンスが巡ってきました。これは入るこれは入ると期待しながらも、ゴールを割ることはありませんでした。

 

わたしの視聴経験ですが、怒涛の攻めをしながらもゴールがなかなか入らない試合では、最後の最後に努力が実るか、あっさり逆転されるかのどちらかです。自分なりの言葉ですが、一発が怖い、というものです。

 

結果として、終了間際にPKを取られ、幕切れはあっけなかったと言えるでしょう。6月から新ルールが採用され、故意でなくても手に当たればハンドということです。以前であれば、たまたま当たっているので、ハンドは取られなかったと思います。

 

- 熊谷PK献上は妥当、新規定では「当たれば反則」

 

ワールドカップのような大会では、チームの中心選手が通常では考えられないことをしてしまい、強豪チームが敗退することもあります。男子であれば2006年の決勝で引退試合にかかわらずジダンが頭突きをし、退場処分となり、PK戦でフランスがイタリアに負けました。

 

オランダ戦でPKを与えたのは、主将でありベテランであり、優勝と準優勝を知っているDFの熊谷でした。2011年の時には最後にPKを決めましたが、2019年では最後にPKを与えてしまいました。実に皮肉としか言いようがないですが、そういうドラマが生まれて来るのもまた、ワールドカップなのでしょう。

 

勝てば官軍敗ければ賊軍ではないですが、方々で色々なことが言われています。男子と同様、フィジカルの指摘や決定力不足等です。けれどもわたしが見る限り、攻撃も守備もまだまだ世界で通用すると思っています。

 

 

もちろんより向上させるべきであり、たとえばフィジカルを鍛えることは重要でしょう。しかしなでしこの戦法等は、十分世界に通用し、とりわけ、一旦リズムに乗った波状攻撃は、ちょっとやそっとでは止められなかったと思います。

 

オランダ戦ではFW以外でもシュートを打つことができ、BBCの実況でも驚きの声が上がっていました。皆がゴールを狙える。それが今のなでしこの特徴であり、もちろん攻撃ばかりでなく守備においてもでしょう。

 

ただし現監督になってからのもどかしさは完全に抜けきれていませんでした。また怪我人が多いことと若手主体で臨んだことも、大きな敗因であったと思います。この点では、スポーツ報知の見方と似たようなものです。

 

- 【なでしこ検証】<上>誤算だったけが人の多さ…練習内容も交代カードも限られ

- 【なでしこ検証】<下>新戦力発掘に時間かけ過ぎた

 

残念ながら3大会連続の決勝進出とはなりませんでした。けれども来年には東京オリンピックがあり、リベンジの機会があります。大会出場チーム中2番目に若いチームということは、大きな経験を積んだことになるでしょう。

 

上記のスポーツ報知の記事にあるように、世代交代がスムーズに行われていたら今大会も違った結果になったかもしれません。いえ、もしかしたら来年花開くために今大会はサッカーの神様が微笑まなかったのかもしれません。

 

まずは東京オリンピックでのリベンジを期待したいです。そして世界に近い日本の女子サッカーが、もっともっと発展して行くことも心から願っています。

 

参考:

- なでしこはオランダに敗戦 終了間際PK献上/詳細

- なでしこジャパン3大会連続8強ならず コメント集

- なでしこリーグの活性化を!プロリーグ発足案始動へ