フォークのように

コーヒーを飲む度 思い出す

あの喫茶店 二人で行った喫茶店

 

雑居ビルの地下 頭の薄い店長

ネイビーのエプロン姿で 注文する度 

決まってぶっきらぼうに (はい)

 

それでも 豆を煎る匂い

薄暗い 大正モダンの店内

レトロの中で 時を忘れたね

 

コーヒーを飲む度 思い出す

あの喫茶店 二人で行った喫茶店

 

ボクは元々 紅茶好き

コーヒーなんて 敬遠してた

初めての時 二人で入ったあの喫茶店

 

キミは躊躇なく注文したね モカを

ボクが (上手い?) と尋ねると

すぐに応えたね (これじゃないと)

 

コーヒーを飲む度 思い出す

あの喫茶店 二人で行った喫茶店

 

ボクはすでに コーヒー党

なくてはならない 嗜好品

暑くても寒くても 側には必ずコーヒーカップ

 

好きな種類を 聞かれれば 

ボクは遠慮なく 応えるよ

(モカだね これじゃないと)

 

コーヒーを飲む度 思い出す

あの喫茶店 二人で行った喫茶店

 

コーヒーを飲む度 思い出す

あの喫茶店 二人で行った喫茶店

 

ボクはもう しばらく入ってない

 

(^。^)(^。^)(^。^)

 

 川堤