どす黒い声

舌舐めずりをする怪物が わたしの心に巣食っている

蛇と共に 時に大胆にわたしを襲う

(くたばる前に 花開け!)

わたしを突き動かし 奈落の底を求める

(もっとやれ! もっとやれ!!)

低く重たく それでいて響き渡るような

どす黒い声が わたしの脳内を占める

 

わたしは抵抗できず その声に従う

(よし 大丈夫だ)

根拠のない自信 プライド 矜持

 

あっと言う間に 地獄へ堕ちる

スッと血の気が引き 息ができないくらい

苦しくなり その場にうずくまる

(ちきしょう! またも同じだ)

悔しさでいっぱいになり しばし呆然とする

 

あの声が わたしの脳内にやってくる

(まだだ まだだよ まだ終わらないよ)

ふっと 奇妙な間が空き つぶやくように聞こえる

 

(罪と罰は これからさ)

 

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喚き