白煙

くゆりと昇る 白煙に 

オレは 時々想ってる

 

ああ このオレも 

いずれは 白い骨と化す

ああ このオレも

いずれは 見知らぬ世界へと

 

寂しさ? 侘しさ? いや 不可思議だ

 

何の謂われもなく この世へ来て

何の謂われもなく あの夜へ行く

 

知らぬ間に受け入れ 知らぬ間に気づき

知らぬ間に覚悟を決め 知らぬ間に旅立っていく

 

なんとも不可思議だ 

奇妙で可笑しくて矛盾だらけで そして畏れ多い

 

くゆりと昇る 白煙に 

オレは 時々想ってる

 

ああ このオレも 

いずれは 白い骨と化す

ああ このオレも

いずれは 見知らぬ世界へと

 

ふと 安らぎを覚える 

忙しない時間の合間の静けさのような 

そんな有り難さを感じる

 

こんなオレにも 未来が残っている

晩年はまだまだ先だろうなあ 順当に行けば・・

 

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