4月1日 新年度
年に二度目の新年か
桜の時期 入学時期
心機一転 始まりの時
それでも
何かが違う 何かポッカリと空いている
特に今年度は
御代替わり 新元号
あちこちで つぶやき合う
おそらく 新年度に合わせたのだろう
新しき時代の訪れ 強く感じさせる
それでも
何かが違う 何かポッカリと空いている
歴史性はいずこに?
人生3つ目の元号 祖父は4つ目で この世を去った
果たしてわたしは 自然と思い浮かぶ
人の世と共にある元号 時と共にある元号
わたしは否定しない
面倒はあるも 独自の時間軸
文化の象徴であるのは 間違いない
それでも
何かが違う 何かポッカリと空いている
すでに20世紀末までか?
(ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず)
鴨長明の言葉が 再びわたしに覆い被さる
何かが違う 何かポッカリと空いている
何かが違う 何かポッカリと空いている
日常の中に ふっと滑り込む非日常
わたしもまた 時空を貪る 浮世の独りだ