ある男の告白

わたしは夜に動く 

人々が寝静まった頃 わたしの時間が始まる

そっと身支度し そっと玄関へ行き そっと表へ出る

 

満月の空

 

これ程 ウキウキすることはない

煌々と輝く中で わたしは叫びたくなる

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愚者

昨夜は寝ちまって 夕食取らずに寝ちまって

起きたら おはよう お疲れさん

 

いつもの日曜 お馬をチェック 本命対抗穴馬探せ

何が来る? 何にする?

来るする 来るする ぱぴぷぺぽ

 

つまらぬオイラの習慣さ

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徹底した凡人

負けを認めよう わたしも

誤りを認めよう わたしも

それが人生さ なんて 太宰のような

キザな態度は 全く似合わない

 

敗軍の将 兵を語らず 少しは格好つけておく

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眠気

すぐに眠くなる 春の風 春の陽気

すぐに瞼が重くなる 春の時期 春の訪れ

 

一体何時間寝てるんだろう?

一体何時まで寝てるんだろう?

 

起きれば午後様 それでも眠くなる

眠くなって眠くなって 眠くなって眠くなって

気づけば横になって また眠ってる

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胸の奥

胸の奥には 何がある?

肺かな? 心臓かな? 食道や気管かな?

人の体 生き物の体 確かにそうだ その通り

 

けれど 体は体 物は物 

それとは違う 何かがある 何かが宿っている

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