ある男の告白

わたしは夜に動く 

人々が寝静まった頃 わたしの時間が始まる

そっと身支度し そっと玄関へ行き そっと表へ出る

 

満月の空

 

これ程 ウキウキすることはない

煌々と輝く中で わたしは叫びたくなる

 

変身はない 当たり前だ

 

それでも気持ちは変わっている

心を踊らせ 胸を轟かせ 高鳴る自分が心地良い

 

むろん 満月でなくても 躍動する

夜の帳の中で 人の気配のない中で

わたしは ウキウキしている

 

夜にはどこかしら魅力がある

 

朝にはない 昼にはない 夜にしかない

魅惑と幻惑と 肯定と否定と

 

危険性の中に わたしは息吹を感じる

今は亡き者たちと対話もし 自らをも計る

 

わたしは夜に動く 

人々が寝静まった頃 わたしの時間が始まる

そっと身支度し そっと玄関へ行き そっと表へ出る

 

わたしは夜に動く 

人々が寝静まった頃 わたしの時間が始まる

そっと身支度し そっと玄関へ行き そっと表へ出る

 

さて 今夜は?

よし 隣町へ行ってみよう 窓が開いてりゃな

 

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 愚者