背後

暑さの中にも 涼し気な風が舞っていた

地元の神社へお参りに行き 本殿の前で頭を垂れた

隣の石碑へ移り 同じように頭を下げた

ふと私の心に 歯切れの良い声が 響き渡って来た

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夏の終わりに

雲ひとつない満月の夜 ある林の中で

二匹のセミが 一本のクヌギに止まっていました

 

セセが言いました

「いい月夜だなあ」

ミミが答えました

「そうねえ。そうよねえ」

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チャコちゃんの第一歩

チャコちゃんは立ち止まっていました

茶トラの背中に陽を浴びながら 

じ~っと見つめていました

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黒猫

スッキリ クッキリ ハッキリと

いつかは消える 心の霧

ツカツカ歩く黒猫が 誰かに重なる 重なるな

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