年: 2019年

ようやく食べた　うな重を

ひどく安価なものだけど　夏にはやっぱり鰻が似合う

 

ようやく食べた　うな重を

タレでごまかし分かってる　それでもやっぱり夏には鰻

 

ニホンウナギの稚児の声　毎年毎年よろしくない

いつかは止める食文化？　どこかで囁く甘い声

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この時期になると思い出す　楽しかった練習時間

下手くそ下手くそと言われながらも　俺たちは満足だった

 

必ずコンビを組み　ペチャクチャしながらパス交換

どうせ下手くそさ　マイペースで文句も言われず

俺たちの世界で　俺たちの時間で満ち足りた

“この時期” の続きを読む

わたしが泣いてる　あなたの側で

遠く離れる　覚悟を決めて

 

時の流れに身を寄せながら　ここまで待った　わたしの想ひ

時の経過に身を耐えながら　ここまで来たの　わたしの想ひ

“誓い” の続きを読む

子供の頃　何をしていたろう？

子供の頃　何を見ていたろう？

 

ふと　こんな思いが出て　動画配信サービスを使ってる

両端の黒い番組を目にしながら　様々な過去が去来する

 

重たいランドセルを背負いながら　走って帰宅した

楽しみなポップを片手に　すぐにテレビを点けた

“2019年8月15日” の続きを読む

薄暗い中で　わたしは小さな旅に出る

愛娘を連れて　異種の愛娘を伴って

 

桜並木や小さな公園を　通り過ぎる　

クンクン鳴らす愛娘は　かつてとは違う

 

食欲旺盛でも　走らない　進んで前へ行かない

笑顔を作っても　目やにが多い　白髪が目立つ

“夜道” の続きを読む