分かっていながらも わたしは赴いた
結果はその通り やっぱりな
しょうもない男であり どうしようもない輩だ
分かりながらも 悔しさがこみ上げ
どうしてもしたかった 手をふること
少し笑いながら そしてさっと去る
思い通りにはなった 少しは気が晴れた
それでも わたしの中には源氏物語が巣食っている
今後のこと わたしにもまた分からなくなった
アンラッキーかと思いきや 競い合いは恵まれた
最終ラウンドの鐘の音が 熱く深く わたしに微笑んだ
カミサマは 優しい
そして大きな贈り物をくれた
そんな気がした
分かっていながらも わたしは赴いた
結果はその通り やっぱりな
しょうもない男であり どうしようもない輩だ
ふと感じだした 額の奥が少し涼しい
心はそこにあるも 体は徐々に休息へ向かっている
（いつまでバカなことができるだろう）
こんなことを思いながら モノレールに乗っていた