ボクがだんだん融けて行く
足元から 手先から 頭の先から
ドロドロした 淀んだ海の底
キラキラした 澄み渡った空
ボクがだんだん融けて行く
足元から 手先から 頭の先から
喧騒と倦怠と 鬱屈と圧迫と
開放と快楽と 自由と浮遊と
全てが全て混じり合い
弾けて飛んで 避けて割れ
次第に形が失わる
ボクがだんだん融けて行く
足元から 手先から 頭の先から
この奥に現るるは 光か闇か
はたまた 来世や常世の囁きか
ボクがだんだん融けて行く
足元から 手先から 頭の先から
ボクがだんだん融けて行く
足元から 手先から 頭の先から
いずれは訪れる 有限と無限の彼方へ
ボクはボクなりに歩み続けるしかない
満足や幸福は あと付けかもしれない