わたしの中の炎は まだ消えない

ロウソクの灯火から 線香花火へと到り

あとは終焉を待つ そんな想ひだった

 

余生をどう過ごす? 老年になることを願った

 

今では懐かしさもある 遠き日の思い出のように

わたしもまた 男であり人であった

 

ひと度燃え上がった松明は 余程のことがない限り

灰となり塵となり 消え去ってしまうことはない

 

天空に轟くように いつまでもいつまでも

永遠に燃え続けることを望む

 

心の薪に終わりはない 心の明かりに終わりはない

有限の肉体でありながら 無限の想ひであり

自ら絶たなければ 消えることはない

 

再生したわたし 甦ったわたし

 

わたしの中の炎は まだ消えない

ロウソクの灯火から 線香花火へと到り

あとは終焉を待つ そんな想ひだった

 

わたしの中の炎は まだ消えない

ロウソクの灯火から 線香花火へと到り

あとは終焉を待つ そんな想ひだった

 

突き進むしかない 今は今である

 

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宝物