白い煙

白い煙が 昇ってゆく

ゆったりと くゆりとしながら まったりと

 

汚い天井に ひと塊の白い雲

次第に割れ ふっと消えてゆく

 

オレは一体 付き合ってどれくらいだ?

白い煙を求め 白い煙が側にいる

 

止めようか そう思ったこともある

体に合わない そう感じたこともある

それでも 手を差し伸べ 今に至っている

 

どこかの人々に 本当はこういう人が多い

なんて 喧伝に使われるかもしれない

 

それもまた 嫌なことだ

 

雑菌にメリットがなくても、

無菌のままよりは マシだ

嗜みくらい オレの中で消化したい

 

結局はルールの問題

 

時に苦々しくなる 世の喧騒

時に飽き飽きする 世の流れ

 

倦怠と憂鬱と諦念が オレの中で一体となり

この場から逃げ出し 二度と戻らず 

静かな浜辺で じっくり時を過ごす

 

所詮は無理だろう 夢想でしかない

 

オレはふと思う

負の思念は 実は内へ向かっていると

オレそのものが オレに疲れ 

オレから出て行きたいのだと

 

全く どうしようもない奴だ

 

白い煙が 昇ってゆく

ゆったりと くゆりとしながら まったりと

 

いずれは オレも煙に

いや 生き物全てが 煙になる宿命

 

煙は友達 怖くない

こんなこと言ったら 炎にまみれるか?

 

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